石水館をみようと思ったのは、やはり、7月の白井晟一展などに触発されたことはいうまでもありません。
《石水館》
久しぶりに訪れた、登呂遺跡は新しく博物館が建っていたりと10年前とは周辺が一変していましたが、石水館は当時のまま。
アプローチからみえる池の噴水も健在でした。
アプローチから池の噴水をみる |
エントランス |
ただ、残念ながら白井の意図通りには使われていない。池に面した展示室は日光を避けるように、カーテンが閉まっている。展示室内の噴水は、水がでていず干上がっている。
展示室の湿度管理、日射で作品を傷める恐れなど理由は様々だろうが、例えば1980年と違って窓にフィルムを貼ったりすることで回避できるような工夫はできる気がする。
今回は、週末お茶をふるまって下さっていて、特別室から中庭を眺めながら一服することができたのは良い経験だった。
出口の半外部空間 |
《カフェダダリ》
静岡の用宗駅の先、大崩海岸を進んでいって焼津にさしかった、岬(というほどでもないけど)の端にこのカフェダダリはある。
長谷川現代美術館 カフェダダリ |
水平線が印象にのこるカフェからの風景 |
相棒がいたお陰もあって、勇気をもってお店の方に話しかける。もともとは、外国人の別荘だったところに、美術家でもある旦那さまが増築に増築を重ね、現在の海との関係をつくりだしたということ。colleenの話をしたら現在は、閉鎖されいてる様々な展示空間をみせてくださった。
常々思っていたのだけど、この建築は、ジャン-リュック・ゴダールの映画『軽蔑』にでてくる、カプリ島に建つマラパルテ邸の様ですねという話を奥様にさせていただく。
はじめて訪れた時から、ずっとこのゴダール映画を思い出していた。
ご主人が鍛冶屋にお願いして作った鉄の階段も素晴らしい。写真はありませんが・笑
色々なアート作品(ウォーホール、リキテンシュタイン、ガウディデザインの把手、具体のアートなどなど)を堪能して満足した日だった。
ちなみに、ダダリが舞台となったCM(生理用品の)は、こちら。(ただし、白い室内は違うと思います)特に最後の窓からの景色。