2018年11月29日木曜日

家びらきライブ VOL.1

10月28日(日)の昼下がり、谷川賢作さんのピアノと宮野裕司さんのサックスが羽鳥の住宅街に響き渡りました。会場はわたしたちの住居兼事務所の本間義章建築設計事務所。当日は、雲ひとつない晴天のもと、友人たち、ご近所さんを中心に、大人26名、子ども12名が集まってくれました。ありがとうございました。予想を上回る子どもの数に、少々驚いた様子の賢作さんでしたが、そこはさすがのご対応。皆が楽しめる曲目とお話で会場を巻き込んでいかれました。子どもたちも一流の音楽家の音色にぐっと引き込まれ、なかには聴きながらお昼寝タイムに入るお子さまも笑!贅沢な、ゆたかな時間が流れました。






4年前に静岡の羽鳥の家に戻ってから、ずっとやりたいと思っていた家びらき。こんなに贅沢なライブができたのは、静岡市出身の山本起也監督とのご縁があったから。山本監督作品のツヒノスミカ(2006年)は「ばあちゃんの家の終焉を愛おしむように見つめた、ひと夏の小さなレクイエム」的作品なのですが、その「ばあちゃんの家」が偶然にもご近所の羽鳥であったということから、いつかここで上映会を開きたいと監督に申し出ていたことをなんと監督が覚えていてくださり、今回の企画に至ったのでした。今回は上映会ではなく、ライブとなりましたが、近いうちに上映会企画もしますので、そのときはぜひ皆さんいらしてくださいね。
そうそう、その山本監督とのご縁をくださったのは、静岡大学 アートマネジメント人材育成のためのワークショップ100です。素晴らしい取り組み。いただいたものを少しずつでも地域にかえしてゆきます。


映像はそのツヒノスミカの一部。この美しい曲が家に響いたとき、家が喜んでいるような気がしました。